どうも、ミッツ(@Mitsu0202H)です。
ツアープロの間でも人気のセンターシャフトのパター。当ブログでもセンターシャフトパター関連でのアクセスやお問い合わせを数多くいただいています。あなた自身の感覚をそのままパッティングへと反映出来る構造や、引っかけ癖の特効薬としても効果が高いのが人気の秘訣なのかもしれませんね。
前回、2018年現在で人気のセンターシャフトパターの売れ筋や各メーカーごとの特徴を踏まえたマレットタイプのセンターシャフトパターをご紹介しましたが、今回はピンタイプのパターを紹介します。センターシャフトといえば、マレットやネオマレット型が主流ですが、ピンタイプのパターも需要があり評判も良いものがあるので、これを機にどんなパターが存在するのかだけでも覚えてもらえると良いと思います。
マレット・ネオマレットタイプのセンターシャフトパターの記事はこちら↓
センターシャフトパターの打ち方や使用メリット、使用プロの記事はこちら↓
では、さっそく見ていきましょう。
マルマン KSパター KS-161P
ヘッド素材 | 本体:軟鉄 ネック:SUS304(ソフトステンレス) |
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ロフト角 | 4° |
ライ角 | 71º |
長さ | 34インチ |
グリップ | Winn社製 Winn PRO X Mid Size シルバー |
昨年7月に発売したマルマンのKSパター。マルマンの巨匠と呼ばれる杉山健三が手で転がすような感覚で繊細にパッティング出来るようにと開発された、重ヘッド・センターシャフト・太グリップのパターです。
一般的なパターよりも50g程度重い重量のヘッドが付いていて、ヘッドの重量に任せてブレの少ないパッティングが出来る為、安定感の高いパターとして評価が高い。グリップもWinn社製の太いグリップを採用していて、手首の返し癖などで方向性が安定に欠けるゴルファーは一度試してみる価値有だと思います。
あとはライ角や長さなどは、オーダー注文により幅広い範囲で対応可能のようで、ライ角で1°刻みで68~74°まで、長さで0.25インチ刻みで32~37インチまで調整可能な為、あらゆる体格のゴルファーにもマッチします。
また、KS-162PWというブレードタイプだけどヘッドがワイドに設計されているパターや、マレット・ネオマレット型まで幅広いセンターシャフトのパターのラインナップがあるのも魅力的だと個人的には思います。
PING SIGMA G KINLOCH C
ヘッド素材 | 17-4 ステンレススチール |
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ロフト角 | 3° |
ライ角 | 70º |
長さ | 34インチ |
グリップ | PINGオリジナルグリップ(2種類) |
2016年度LPGAツアーにおいて平均パット数No.1、2017年度賞金女王に輝いた鈴気愛も信頼するSIGMA Gシリーズで唯一のセンターシャフトパターです。パッティングの距離感が合わない最大の原因を、打点位置のズレと定義し、それを解決する為に開発されたのが、PING独自開発のTR溝。打点によって溝の深さを調整することでボール初速が約50%も安定する溝設計でミスヒット時の方向のブレを軽減してくれます。
更にTR溝と複合で搭載されているのが、新たに開発されたインサート「ぺバックス」。柔らかいのに反発し、しっかり転がる。さらに全面フェースインサートなのでスイートスポットが広く、この点もミスに強いパターと呼ばれる要因ですね。
実際僕も打ってみたことがありますが、ソフトなタッチでしっかり転がる所はその通り感じることが出来ます。あとは全面フェースインサートの許容性もあり、ゴルファーのレベルを問わず使用出来るパターと感じました。
スコッティキャメロン セレクトニューポート2.6(ブラックミスト)
ヘッド素材 | 303ソフトステンレス |
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ロフト角 | 4° |
ライ角 | 71º |
長さ | 33、34、35インチ |
グリップ | キャメロン・セレクトグリップ黒 |
発売から暫く経っているモデルになりますが、未だにエースパターとして所有者が多い印象の当パター。セレクトシリーズは世界最高のパターを作りたいというスコッティの願いが詰まった集大成といえるパターです。精密な削り出しに定評のあるスコッティキャメロンならではの仕上りで、ツアープロが認める洗練されたブラックミスト仕上げは高級感漂うとても人気のあるフォルムが特徴です。
ディープミルドフェースによるソフトな打感と打音、そのウエイトシステムは最新のバランスと安定性を誇り、どの層のゴルファーにも最高の武器となる一品と言えます。
発売からある程度経過しているので中古品も数多く出回っている為、スコッティキャメロンを安価で手に入れる事が出来るのもおすすめする理由の一つですね。オデッセイに並ぶツアー使用率を誇る王道のパターメーカーなので一度は触っておきたい一品です。
KASCO Red9/9
ヘッド素材 | ジュラルミン |
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ロフト角 | 1.5° |
ライ角 | 72º |
長さ | 34インチ |
グリップ | Super Stroke MID SLIM2.0 (52.5g) |
昨年3月に発売された、真っ赤なヘッドが強烈なインパクトがあるKASCOのRED9/9パター。モニター調査で、普段使っているパターとカップイン率を比較した所、 Red9/9のカップイン率が普段使っているパターよりも33%アップしたという調査結果があるそうです。
装着シャフトもヘッドと同様色でインパクトがあり、Red9/9専用オリジナルシャフトとして標準装着されていて、このシャフトは重量が120gと比較的重めの設定で、ヘッド重量に合わせた重バランスでテイクバックの慣性を十分に活かせる仕様となっている点も特徴の一つです。
また、体の正面でヘッドを構えられるようネック部分に境界線を入れることでトップラインとネック部分が一直線につながり、アドレスの基準を視覚的にサポートしてくれる機能も備わっています。ほんの些細なネック部分のデザインですが、細部までこだわり抜いたパターで、見た目のインパクト以上に高機能でゴルファーからの支持も厚いセンターシャフトパターだと思います。
CURE キュアパターRX5J
ヘッド素材 | アルミニウム |
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ロフト角 | 1.5° |
ライ角 | 62-80º(調整機能有) |
長さ | 33、34、35インチ |
グリップ | CUREオリジナルグリップ |
最後に、2016年にサロンパスカップでレクシー・トンプソンが使って優勝したことで一気に知名度が上がったキュアパター。あらゆるトラブルを回避する、あるいはトラブルなど完全に無きものとしてくれるような有能パターを作る事を目標として開発が始まったアメリカのメーカーが開発した『CURE』のパターです。
『形状は機能に従う』という理念の下に開発された当パターは、他のメーカーには無い独特の風貌で僕自身初めて見たに衝撃的だったのを覚えています。その特異なヘッド形状は、高い慣性モーメント・重さやライの調整機能を実現した唯一無二のパターと言っていいでしょう。
フェース全面がスイートスポットで『全てのパットをOKパットに』というキャッチフレーズからメーカーの自信が伺えますが、僕が実際打ってみた感じだと、ワザと芯を外してパッティングしても転がりが余り落ちなかったのでスイートスポットの広さを打ち出しているのは伊達じゃないです。
見た目が余りに異様なので手に取りずらいですが、購入する気は無くとも経験として一度手に打ってみる価値のあるパターだと思うので、今年の10月に試打サービスも開始したようですし気になる方は試打してみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
センターシャフトのパターはマレットやネオマレット型というイメージがありますが、ブレードタイプでも高性能なモノがあります。まだセンターシャフトのパターを使用してみたことが無い方や今までマレット型を使用していてブレードタイプを使用した事の無い方は、これらのモデルを参考にして最高のパターを手に入れて下さい。
あなたの平均パット数が少しでも縮まるきっかけになれば幸いです。ありがとうございました。