どうも、ミッツ(@Mitsu0202H)です。
センターシャフトのパターは日を追うごとにプロ達の間で使用者が増えてきているのが現状で、その影響からか一般のゴルファーの興味も強くなってきており、それに合わせて各メーカー様々な特徴を持つセンターシャフトパターをリリースしています。
今回は2017年現在で人気のセンターシャフトパターの売れ筋や、各メーカーごとの特徴を踏まえてご紹介していきますが、中にはプロが使用するモデルなども紹介しているので、あなたが応援するプロやメーカーのセンターシャフトパターを知る機会になるかもしれません。
パッティングが自分の感覚通りに打てていない人や引っかけ癖のある人には是非一度体験して頂きたいパターですので、これを機にパターの精度に悩んでいる方はセンターシャフトパター導入時の参考にしてみて下さい。
Contents
オデッセイ オーワークスR-LINE CS
ヘッド素材 | ステンレススチール |
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インサート | マイクロ・ヒンジ インサート |
ロフト角 | 3.0° |
ライ角 | 71° |
長さ | 33、34、35インチ |
グリップ | Super Stroke Pistol GT GRIP 約50g |
1年間を通して最も優秀なクラブを選定するホットリストジャパンのパター部門でゴールド(最も評価の高いランク)を獲得したパターで、2017年大活躍だったキム・ハヌルプロがサイバーエージェントレディスで鈴木愛プロとのプレーオフを制した優勝パターとして知名度も抜群です。最近では「オデッセイの赤パター」などが話題を集めたシリーズですね。
オデッセイの新シリーズとして発売された「OーWORKS」シリーズの特徴は、新開発された「マイクロヒンジ・インサート」が採用されている点。このフェースインサートは2種類の素材を一体成型したもので、打面に無数の爪状の突起が付けられており、インパクトしてすぐボールに順回転をあたえる構造でボールの転がりを安定させる効果があります。
2017年8月には同じオー・ワークスシリーズでヘッド形状の違うブラック#2M というセンターシャフトパターもありますが、使用しているプロや実際僕が打ち比べた印象などの総合的評価で今回はR-LINEを紹介しましたが、興味のある方はブラック#2M CSも試打してみると良いかもしれません。
オデッセイ ホワイト・ホット RX V-LINE FANG CS
ヘッド素材 | ステンレススチール |
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インサート | WHITE HOT RX インサート |
ロフト角 | 3.0° |
ライ角 | 71° |
長さ | 33、34、35インチ |
グリップ | WHITE HOT RX SS2.0グリップ 約53g |
先ほど紹介したオデッセイ オー・ワークスシリーズとは違い、同じくオデッセイの「ホワイト・ホットRX」シリーズのセンターシャフトパターになります。
オデッセイRXシリーズは、フェースインサートに硬さの異なる2層のウレタンを組み合わせソフトフィーリングを実現したフェースインサートを採用。フェース面には、安定したボールの打ち出し角と転がりを出す為に楕円形のテクスチャーを施してあるのが特徴的で、ソフトな打感が好きなゴルファーにとても良いフィーリングを与えてくれる名器です。
このホワイト・ホットRXシリーズV-LINE FANG(センターシャフトで無いモデル)が発売されたのが2015年12月なのに対し、同モデルのセンターシャフトパターが発売されたのが2016年11月ということはRXシリーズV-LINE FANGの性能評価や人気が高かったことが証明され、センターシャフトパターのユーザー需要があると見込んでの時差販売だったのでしょう。
実際、現在の各メジャーECサイトのレビュー数を見るともの凄いレビュー数が投稿されており、平均評価も高く人気・スペックともに名器パターと呼ばれて間違いのないモデルである事がわかります。
スコッティキャメロン セレクトGolo s
ヘッド素材 | 303ソフトステンレス |
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ロフト角 | 4.0° |
ライ角 | 71° |
長さ | 33、34、35インチ |
グリップ | キャメロン・セレクトグリップ黒 |
2013年発売以来、今現在でも根強い人気があるスコッティキャメロンのGoloシリーズのセンターシャフトパター。パターの名手と呼ばれている谷原秀人プロもセンターシャフトパター愛用者の一人ですが、谷原プロはスコッティキャメロンのプロトタイプを使用していて一般販売はされていませんが、今回紹介するセレクトGolo Sは谷原プロが愛用しているセンターシャフトパターの市販版といった位置付になるモデルです。
実際の使用感としては、さすがは数多くのツアープロが支持するだけ合って、的確なウエイト設計による抜群の安定性と、何より個人的にはスコッティキャメロンのマレット型特有の美しい曲線美がとても好印象です。打感もやわらかく、距離感をイメージしやすいパターかと思います。
キャメロンのパターは比較的高価ですが、発売からしばらく経過している事も有り、中古などで割安に購入できる選択肢もあるのが良い点でもあります。
スコッティキャメロン FUTURA 5S
ヘッド素材 | 303ソフトステンレス |
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ロフト角 | 3.5° |
ライ角 | 70° |
長さ | 33、34、35インチ |
グリップ | キャメロン・ブラック WINN グリップ |
過去シリーズモデルのメリットにプラスして、高い安定性・許容性・アドレスの自信に繋がる高いアライメント機能で世界中のツアープロ達がが認めた形状と構造が凝縮されたモデル。
スコッティキャメロンとしては珍しい部類の大きなパターヘッドによるヘッド周辺の重量配分やスコッティキャメロン独自のソールウエイト技術などが高スペックのパターとなっています。
打感はやや硬めかなという印象でしっかり打てて距離感も出しやすく、何より直進性が素晴らしいパターでアドレスを取るだけで入るイメージが湧きやすいパターといった印象ですね。
HONMA TOUR WORLD TW-PT M
ヘッド素材 | 303ソフトステンレス |
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ロフト角 | 2.5° |
ライ角 | 70° |
長さ | 34インチ |
グリップ | IOMICパターグリップ |
本間ゴルフがアスリート向けブランドとして出したツアーワールドブランドからリリースされたパターで、同シリーズのブレード型は、ホットリストジャパン2017のパター部門でシルバーを獲得した実績があります。
ランキングに安定して上位に入る笠りつ子プロなどがツアーで実際に使用していて、契約プロを多く抱えている点を活かしてクラブ設計にプロの意見を取り入れています。
パターの名手 谷原秀人プロをツアーワールドパターの開発アドバイザーとして迎え、開発に3年も掛けてプロ達が納得するパターを開発した経緯があるそうですが、折角谷原プロをアドバイザーとして迎えているのに当プロの主力パターがキャメロンなのはちょっと残念でしたかね。パターはとても繊細でプロ達でさえ中々変えずらいクラブなので仕方ないと言えばそうなのですが・・。
ただパターとしての性能はホットリストジャパンに選ばれただけあって、構えやすく距離感も出しやすいイメージがあり良いパターです。個人的評価したいのはヘッド仕上げをマット加工を採用した事がシックな見た目で打つ時も邪魔にならず好印象でした。
KASCO Red9/9 RM-002
ヘッド素材 | ジュラルミン削り出し |
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ロフト角 | 1.5° |
ライ角 | 72° |
長さ | 34インチ |
グリップ | Super Stroke MIDSLIM2.0 52.5g |
赤というより真っピンクなヘッドが印象的なKASCOのセンターシャフトパター。9/9というモデル名はハーフ9パットずつの平均パット数1.00を目指すという目標から来たネーミングです。
このモデルはこの記事で紹介しているセンターシャフトパターの中でも最もロフト角が小さく、数多くの試験結果から得られた最適な数値を採用しているとの事。ロフト角4°と比較した場合、ロングパットで5cm・ショートパットで10cmもの転がりの違いが出たという試験結果があるくらいです。
また、装着シャフトもヘッドと同様色でインパクトがあり、Red9/9専用オリジナルシャフトとして標準装着されています。外観のインパクトだけでは無く、このシャフトは重量が120gと比較的重めの設定で、ヘッド重量に合わせた重バランスでテイクバックの慣性を十分に活かせる仕様となっている点も特徴の一つです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ツアー使用率の高い王道パターメーカーから特徴のあるパターまでを紹介しましたが、どれも良いパターなのは間違いありません。センターシャフトのパターは自分のモノにすればあなたにとって大きな武器になるとても信頼できる構造のクラブですので、まだセンターシャフトのパターを使用してみたことが無い方や購入するモデルに迷っている方は、これらのモデルを参考にして自分に合った最高のパターを手に入れて下さい。
今回はマレットタイプのセンターシャフトパターを紹介しましたが、ピンタイプのおすすめモデルの紹介や、センターシャフトパターではありませんがオデッセイの2018年新作パターの紹介記事もご覧ください。
ありがとうございました。