「ツアーボールを価格で見極めるな」
こんな自信満々で挑発的な広告がインパクト絶大の本間ゴルフのゴルフボール、TW-S・TW-Xが2019年11月にリリースされました。
D1ボールの爆発的なヒットから始まり、前作シリーズでもコスパ・性能共に高評価だったので今回も間違いないゴルフボールに仕上がっているはず!
今回は、そんなTW-S・TW-Xの比較や評判・口コミを紹介していきます。まだまだ本間のイメージ的にボール?となるゴルファーもいるのが現状なので、沢山の人にこのゴルフボールの良さをご紹介できればと思います。
TW-S・TW-Xボールそれぞれの機能紹介の後、2モデルの比較を表を交えて紹介しているので、単純に比較だけが見たい!という方は下の目次から飛んでみてください。
本間ゴルフのボールってどうなの?
TW-S・TW-Xを紹介する前に、まず本間ゴルフが販売するゴルフボールってどうなの?ってところをサクッとご説明します。
「本間ゴルフといえばパーシモンクラブ」なんてイメージが未だに聞こえてくるくらい、その印象が強いメーカーですが、近年、本間ゴルフはゴルフボール事業に積極的でかなりのお金を投下してシェアを取りに来ているイメージです。広告やプロモーション活動がかなり目に付きますし。
直近でいうと冒頭でも触れましたが、D1ボールがヒットしましたね。
確かドラコンの公式球としても採用されていたはずで、本当に性能が良くてよく飛ぶし、それだけじゃなく、めちゃくちゃ安いんですよね。D1ボールは高価格帯のゴルフボールではないので当たり前ですが、それでも性能に見合っていない(勿論良い意味で)金額設定だと思います。
そんな流れも踏まえて、「ツアーボールを価格で見極めるな」というコピーを使って、価格面でも他社ボールより優秀だよっとアピールしているんでしょう。
ゴルフボール市場のシェアを取りに来ているのは間違いないですし、本間ゴルフ側もそれ相応のお金をかけてボール開発に注力しているのでしょうから、今回のTW-S・TW-Xボールは相当期待が持てますし、これから本間ゴルフのボールから目が離せないですね。
本間ゴルフ TW-Sゴルフボールの特徴
ボール構造 | 3ピース構造 |
---|---|
カバー | ウレタンカバー |
コア | S-fastコア |
ディンプル | 326 |
カラー | 2色(ホワイト・イエロー) |
価格(1スリーブ) | \1,045 |
このボールの大きな特徴は、他社ツアーボールと変わらない性能を持ちながらもコストパフォーマンスが非常に良いボールという点です。誇張表現とかでなく、キャッチコピー通りのゴルフボールと言えます。
下のゴルフボール構造画像を見ると、柔らかい打感を追求した3ピース構造となっていて、ショートゲームにおけるアプローチショットでしっかりとスピンが効き、突っ込みすぎを怖がることなく安心して打てる印象です。
実際、僕も試打する機会があったので打ってきましたが、ソフトな打感は評判通りでしっかり止まります。飛距離に関しても、平均的に飛んでいたので、飛距離とスピンのバランスが良いゴルフボールだったと思いましたね。
下図では前作のTW-X(グレー)と後ほど紹介する2019年モデルのTW-Xとのスピン量比較のグラフですが、TW-Sのスピン量が2モデルよりも上回っていることがわかります。
TW-Sは、この記事作成時点(2020年1月)で、他ゴルフ用品販売サイトでも凄い件数のレビューが書き込まれており、どれもメーカーが発表している機能通り、またはそれ以上の評価ばかりで、この価格でこの性能のツアーボールを使用できるのなら十分すぎる満足感を得られること間違いなしです。
- ヘッドスピード38m/s以上
- スピン性能重視のゴルファー
- ソフトな打感が好みのゴルファー
- ツアーボールを使ってみたいけど価格が気になるゴルファー
本間ゴルフ TW-Xゴルフボールの特徴
ボール構造 | 3ピース構造 |
---|---|
カバー | ウレタンカバー |
コア | 高初速NCコア |
ディンプル | 326 |
カラー | 2色(ホワイト・イエロー) |
価格(1スリーブ) | \1,045 |
TW-Sと同様、低価格というアピールポイントを持ちつつ他社ツアーボールと変わらない高性能なボールです。こちらも、キャッチコピー通りのゴルフボールです。
下のゴルフボール構造画像を見ると、ソリッドな打感を与えるアウトカバーや適正スピン量を確保できる中核、そしてコア部が「高初速NCコア」を採用していて、高初速を出せるゴルフボールとなっています。また、前作のTW-X(2018年発売モデル)よりも飛距離は勿論、スピン性能も向上し、更にはコストパフォーマンスも改善され開発されたのが今作のTW-Xボールとなります。
2018年のTW-Xも使用してきた僕が、実際にTW-Xも試打しましたが、前作よりも体感できるレベルでソリッドな打感を感じました。飛距離に関してはさほど大きく変わった印象は受けませんでしたが、前作より弾道が力強く打てた感触です。体感できなかっただけで、前作よりも若干飛距離も伸びていたのかも。いずれにせよ、前作TW-Xボールよりも今作の方が僕個人的には圧倒的に好みでした。
ゴルフ用品販売サイトでのレビュー件数も、TW-Sと同じくらいの評価がされていて、TW-Xも高評価レビューが圧倒的に多いです。やはり価格が安いということが大きく起因して、更には両モデル共、高性能が実証されている結果が各サイトのレビュー高評価となっているのかもしれません。
- ヘッドスピード40m/s以上
- 飛距離性能重視のゴルファー
- ドライバーからパターまでしっかりとした打感が欲しいゴルファー
- ツアーボールを使ってみたいけど価格が気になるゴルファー
TW-S TW-Xボールを徹底比較
まずは、本間ゴルフ公式HPに、モデル別の性能マッピング表があったので、下図をご覧ください。
出典:本間ゴルフ公式HP
実際に試打した感触とほぼほぼ同じマッピングとなっていましたね。
次に、TW-S、TW-Xボールそれぞれの特徴紹介として説明はしましたが、下図に各性能の比較グラフを載せました。
スピン性能としては、TW-Sが圧倒的ですが、2018年TW-Xよりも今作TW-Xボールの方が上回るスピン性能を持っていることがわかります。
出典:本間ゴルフ公式HP
硬度としては、TW-Sは今作TW-X(2019)よりも約15%ソフトな感触に、TW-Xは柔らかさを残しつつソリッドで手応えのある打感という機能差を持っています。実際打った感じは、やはりTW-Sが断トツにソフトです。ソフトな打感が好きなアスリートゴルファーに打って付けの仕様となっていると思います。
出典:本間ゴルフ公式HP
飛距離性能としては、前作TW-Xより進化していて、さらに幅広いヘッドスピードレンジでも、前作比で飛距離アップが確認できています。ただ、僕が試打した感じではTW-Sと今作TW-Xでは目に見える飛距離の差は確認できませんでした。
出典:本間ゴルフ公式HP
比較の総まとめとして、下記に比較表を作成してみました。縦軸が比較項目、横軸がモデル別の評価となります。
項目 | TW-S | TW-X |
---|---|---|
ボール構造 | 3ピース | 3ピース |
カバー | スピンソフトウレタンカバー | スピンウレタンカバー |
中層 | 高反発IOソフトレイヤー | 新高反発IOTHレイヤー |
コア | S-fastコア | 高初速NCコア |
ディンプル | 326 | 326 |
カラー | 2色 | 2色 |
打感 | ソフト |
ソリッド |
スピン | ||
飛距離 | ||
価格(1スリーブ) | \1,045 | \1,045 |
通販サイト評判 |
大手通販サイトやSNSでの評判や口コミとレビュー
最後に、TW-S・TW-Xボールのユーザー評価と通販サイトやSNSなどでの口コミ・評判をリサーチしてみました。
https://twitter.com/kobeduffer/status/1210947542785019904?s=21
今スピン系ボールの中では本間のTW-Xが1番コスパ良いでしょ
— まさ@ゴルフ雑記帳 (@masa_golf05) January 2, 2020
普段は他社のツアーボール使用。TW-Xはスピン性能、飛距離と問題なし。ドライバーでの打感は少しは硬く感じるのかと思いきや、以外に柔らかく気持ちの良く飛んでくれました。コスパも機能も良いボールです。1度使ってみてください
モニターでいただき、ホームコースで9ホール使用。
昨年まではBSのXSを使用していたが、殆ど遜色なく非常に良いボールです。ドライバーはBSより飛距離が出ますし、アイアンはほぼ変わらず、スピン量も申し分なくグリーンでもきっちり止まります。アプローチとパターについては、多少ハジキ感があるので慣れが必要ですが、総合的には大満足。今年1年、使用してみようかと本気で考えてます
エースボールは長年タイトリストのv1とv1xです。本間ゴルフがボール?という感覚で使用したことがありませんでしたが、いざTW-Sを使ってみて率直な感想は、飛距離スピン共に満足できました。打感はソフトでv1に近いと感じ、アプローチやパットでソフトなタッチを好む人には良いと思います。とにかくコスパに優れてるので、これからエースボールの選択肢の一つにしたいと思います
あんまり高評価レビューばかり紹介しててステマっぽくなるのも嫌なので(笑)
マイナスなイメージを感じたゴルファーの感想も載せておきますね。
大々的に宣伝している割には今一つの評価ですね。価格が安いのは有り難いが、V1やBS、XSには負けていると思う
今までも同メーカーのD1ボールを使用していましたが、それとTW-SWを比べると高弾道で飛距離が出る感じがした。けれど、アイアンショットのスピン性能はD1と差がない様に感じた。パターの打感はソフトタッチでしっかりと打てている感覚がなく好みではない
まとめ
今回紹介したTW-S・TW-Xというゴルフボールは、何といっても高性能でコスパ最高!という点に尽きます。本間ゴルフがゴルフボール事業に本腰を入れているのがハッキリと伝わってくる‥そんな新製品ではないでしょうか。
TW-S・TW-Xボール以降の本間ゴルフ新作ゴルフボールも今後は目が離せません。
ありがとうございました。